れですも色々

無謀!?

初めてLinuxをインストールしたのはWin98SE機だった。
しかも初めてだというのにデュアルブート。
あちこち調べて「日本語環境」のVINE2.5を選んだ。

この時はもうXP機は所有していたが、メイン機にしようとしていたのと、ハードの一部にLinuxでは認識がすぐできないのではないか・・という危惧があり、「枯れた」ハードのマシンを使う事にした。

また、もう一つ、XP機のFDDが動かなかったというのもある。

この頃、まだルータは持っていなかった。
なのでまずWinのFdiskをする段階でLANケーブルを抜いて、設定。
60GBを20,20,10,10に分け、先頭に98SEをインストール。
ここからまたネットに繋ぎ、OSやらIEやらアンチウィルスソフトやらのアップデート。

・・・ここまでで2日(;´Д`)

今と違い、同時にネットに複数台出られない。
しかも所謂「直結」なので、再インストール直後の状態ではいくらセキュリティソフトを入れていようが危なくてしょうがない。

いつもは干渉を避ける為に別室にあるモデムを手元に引っ張ってきて、ケーブルを抜き差ししつつ、涙ぐましい努力をしておりました。

しかもこの98SE機ったら初期化すると56Kモデムは有効なのに、LANボードはデフォルト無効設定。

ADSLを最初ひいた時に散々そこでハマったのをすっかり忘れ、またもやもがいたりしていました。

今回入れた98SEはプリインストールされたものではなくて、「素」。
でもSOTECは主要アプリを別のCDにしてくれていたので、とりあえず必要なものだけをインストール。

本当は私のようなLinux初心者+側に相談する人がいない・・はデュアルブートでWinとLinuxを共存させるのは無謀なのは充分承知しています。

まあダメだったらまたリカバリCD入れるさ と開き直り、休みの前の日にLinuxに初挑戦しました。

前もって色々調べた中で、自分で決めていたのはMBRは書き換えない。
ディストリは第一候補がVINE、ダメだったらRedHat。

まず普通に98SEを立ち上げます。
以前使っていた時とは見違えるような素早い立ち上がり。
もう一つ、XP機をネットに繋ぐ。

#ここで気が付かれた方もいらっしゃるでしょうねえ。
そうです、このやむを得ない状況が後で響くんです。

雑誌についていたVine2.5のCDをドライブに入れ、再起動。
BIOSの画面が出たと思ったら、いきなり黒地に紫の文字が走り出しました。

#どうもWin遣いは黒画面を見ると身体が硬くなります。
一種のトラウマなのかもしれませんねえ。

走っている文字はどうやらハードの情報を示しているらしい。
でも走り方が速くてなにがなにやら。

右側に「OK」が出ているんだから大丈夫と自分に言い聞かせながら、呆然と眺めていました。

一箇所だけなにやら「OK」ではない表示があったように見えたんですが、何とか無事にboot:が出ました。

インストール(準備)画面です。
クリックしようとしているマウスの矢印がいつもとは逆になっているのはご愛嬌なんでしょうねえ。

もう夢中で進めました。

一番困ったのはやはりドライブの設定でした。
何度も行ったりきたりを繰り返し、ここで2時間近く費やしたと思います。
片手に本やら雑誌を見ながらでしたが、それでも悩みました。

ブートローダーも事前に考えていたようになっているのかは終わるまでは判んないという状態>いいのか

とにかく突き進み、最後の再起動までたどり着いたのは始めてから4時間近く経っていたようです。

インストールに使ったディスクを抜き、再起動。

何事もなかったようにWin98SEが立ち上がりました。

ここでVINEの起動ディスクを入れ、もう1回再起動。

おおっ。

できたあ。

VINEが立ち上がりました。

2002年5月末の話です。

2002,11,17記     









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